こんにちは、鳴戸建築の広報担当です。
日本の住まいは、この数十年で大きく変化しました。
なかでも顕著なのが、和室の在り方です。20年、30年前までは、戸建て住宅の一家に一室は和室があって、客間や応接間のほか、家族が集まる茶の間として使われてきました。

そんな日本家屋の象徴でもあった和室が、今、新築住宅から姿を消しつつあります。
住宅のコンパクト化が進み、限られた面積の中で優先される空間が変わってきたこと、生活様式の洋風化が進み、椅子に座る生活が一般的になったことが、日本の住宅から和室が姿を消している理由のひとつであると考えられます。
ところが、興味深いことに「和室はいらないけど、畳コーナーは欲しい」というお客さまは、むしろ増えています。
独立した和室ではなく、リビングの一角に畳スペースを設ける『畳コーナー』やリビングの一部に畳を敷き詰めた『畳リビング』。さらには、キッチンの対面に小上がりを設けた『畳ダイニング』など。

洋風の生活様式を主体としながらも、畳のよさは取り入れたいという日本人の感性が表れているようにも思います。
イグサの畳には、フローリングにはない魅力があります。
まず、その柔らかさ。ラグやカーペットを敷かなくても、疲れたときにそっと体を横たえることができる。それだけで、不思議と心が安らぎます。
子育て世代が、子どものお昼寝スペースや遊び場として畳コーナーを取り入れることが増えているのは、そういった理由もあるのでしょう。
また、調湿効果に優れ、夏は涼しく冬は温かく感じられる特性を持っているのも畳の利点のひとつ。ただし、湿気を吸いやすい分、湿気をため込みすぎるとカビやダニの温床となってしまいます。
小まめに掃除をして、暖かい時期にはできるだけ窓を開けて風を通してあげるか、扇風機やサーキュレーターで風を当ててあげましょう。

畳コーナーは新築住宅だけでなく、リフォームで後付けすることも可能です。
今のお住まいに、畳のある空間、くつろぎスペースを取り入れたいとお考えの方は、鳴戸建築へご相談ください。ちょうどよいサイズ、インテリアにマッチしたデザインの畳コーナーを提案させていただきます。