こんなときは減築リフォームを!

こんにちは、鳴戸建築の広報担当です。

今日は、住まいの改修方法のひとつ、『減築』についてお話ししたいと思います。
『増築』は工事としても用語としても一般的によく使われるため、馴染みのある方が多いでしょう。だけど、『減築』は「初めて聞いた」という方も結構いるのでは?

『減築』とは文字通り、建物の一部を減らすリフォーム工事のこと。

高浜町に昔からある住宅は、一般的に規模の大きな建物が多いです。三世代同居を前提とした間取りや、農作業のための広い土間があるなど、かつての生活様式を反映した造りのものも少なくありません。
しかし、時代とともに子どもたちが進学や就職で家を離れることも増え、広い住まいを持て余すご家庭が増えているのが現状……。

また、昔は今よりも気軽に増築をする家が多かったため、あとから継ぎ足した部分だけ風通しや日当たりが悪くなっているケースもよく見られます。その結果、湿気がこもり建物が傷みやすくなっていたり、あるいはすでに傷んでいたり……。
安易な増築は、建物の寿命を縮める原因にもなってしまうため、もし傷みの傾向が見られたときには早めに撤去した方がよいでしょう。
あとから継ぎ足した部分を撤去すれば、それだけで本来の通風や採光を取り戻すことができますよ。

家を小さくするというと抵抗を感じる方が少なくありませんが、『減築』には維持管理がしやすくなるというメリットもあります。
とりわけ高浜町のような雪国では、冬場の屋根雪下ろしなど管理に気力・体力を要する作業もありますから、建物をコンパクトにすることでこうした負担も軽減できるのではないでしょうか。

そのほか、『減築』のメリットといえば、建物の重量が軽くなること。
建物が軽くなれば、地震時の負荷が減少しますから、耐震性も向上します。必要に応じて耐震補強も同時に行うといいですね。

そんなふうに、建物の構造上の安全というハード部分と、室内環境の向上というソフト部分の両面を満たすのが、『減築』です。
大きな家を持て余している、今の家族の形に合わせてリフォームしたいとお考えの方は、ぜひ鳴戸建築へご相談ください。
もちろん、必ずしも『減築』がベストな選択とは限りませんから、建物の状態やご予算とのバランス、将来の生活スタイルなど、総合的に判断して最適なリフォームをご提案させていただきます。

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