金利上昇リスクに備える住宅ローン選び

こんにちは、鳴戸建築の広報担当です。

最近、気になるのが住宅ローンの金利動向です。
マイナス金利政策の解除により、固定金利は上昇傾向。変動金利も近い将来、上昇に向かうのではないでしょうか。少なくとも、低金利がこの先も何十年と続くことは考えにくい状況です。

マイナス金利政策というのは、日本銀行が金融機関から預かる当座預金の一部にマイナスの金利を適用することで、金融機関が貸し付けしやすくする政策のこと。これにより住宅ローン金利も、長期に渡り歴史的な低水準を維持してきました。

しかし、2024年に入って日本銀行はマイナス金利政策の解除を発表。金融機関の資金調達コストが上昇し、住宅ローンの固定金利にも影響が出てきたというわけです。
マイナス金利政策の解除により日本の景気が回復すれば、日本銀行が政策金利を引き上げる可能性もあり、それは変動金利の上昇へとつながります。
住宅ローンを検討中の方にとって、金利の動向は重要な関心事。少しでも有利な条件で借り入れするためにも、金利の特長についてしっかりと勉強しておきたいですね。

では、これから住宅ローンを借りる方は、固定金利と変動金利どちらを選ぶべきなのでしょうか。
金利上昇が予想される今、固定金利を選ぶことで金利上昇リスクをヘッジできますが、固定金利は変動金利に比べて金利が高めに設定されているので、返済額が多くなってしまいます。

一方、変動金利は金利が低めに設定されているので当初の返済額は抑えられますが、金利上昇リスクに注意が必要です。

結局のところ「変動か?固定か?」ではなく、自身のライフプランやリスク許容度に合わせた金利タイプを選ぶことが、今まで以上に重要になってきます。

たとえば、当初は変動金利で借り入れをして、金利上昇局面で固定金利に借り換えるという方法もあります。
繰上返済も手段としては有効です。繰上返済をすることで、金利上昇の影響を抑えつつ、返済期間を短縮することができますから。
ただし、繰上返済には手数料がかかる場合もあるので、住宅ローンを選ぶ際にチェックしておく必要があります。

住宅ローンは否応なしに長期で借り入れることになりますから、金利の動向には常に注意を払う必要があります。金融機関によって金利や借入条件が異なるので、ひとまず複数の金融機関を比較検討してみてはどうでしょうか。

マイホームの新築は人生の大きな決断です。金利動向を踏まえ、無理のない返済計画を!

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