ご夫婦とお子様2人の4人ご家族。
「リビングは和室がいい」というご要望もあり、新築当時は『ダイニングキッチン+6畳の和室』という比較的コンパクトな構成で、和室を昔の茶の間のように使っていらっしゃいました。
しかし、子どもたちが成長するにつれ、6畳の和室だけでは手狭に感じるように。
それを機に、増築の検討を始めました。
機能性も十分な新設リビング
今回の増築では、和室に隣接していた2畳分のサンルームを撤去し、5,460mm四方(約9畳分)のリビングを新設しました。
2畳分の大容量クローゼット。天井までの造作書棚を備えた読書コーナー。北欧っぽいブルーグレーの壁紙で仕上げたワークスペース。
ただ広い一室を増築しただけでなく、機能性をふんだんに詰め込んだ充実の空間が完成しました。これまでとは、ライフスタイルも一変しそうですね。
高浜町の地形を考慮した工夫
高浜町は日本海に面し、山々に囲まれた自然豊かな地域です。この辺りも山が近く、その影響で日の沈むのが早いという地理的な課題がありました。
この課題をクリアするため採用したのが、『ガラス瓦』です。
ガラス瓦とはその名のとおり、ガラスでできた瓦のこと。
このガラス瓦を採用することにより、朝から夕方にかけてガラス越しに目いっぱい自然光の差し込む、明るいリビングが実現しました。
冬の寒さ対策として、ガラス瓦を施工した部分はポリカーボネートで蓋をしています。
モダンに調和する新旧の外観
もともとはベージュのサイディング一色の外観でしたが、増築部分にはブラウンのタイル調サイディングを貼ったことで、外観にメリハリが生まれました。
サンルームも新たに設置。白×ブラウンの組み合わせがさわやかな印象です。
読書コーナー、ワークスペースなど、個々のライフスタイルを尊重した新たなリビング。家族がついつい集まりたくなるようなメインの空間が生まれたことで、広さを確保できただけでなく、家族のコミュニケーションの幅も広がりました。
ガラス瓦からの光で、冬の早い夕暮れ時でも明るさを保つことができるのも、このリフォームによる大きな収穫となったのではないでしょうか。
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